学校給食で栄養管理をしてくれる管理栄養士

最近では生活習慣病という病気が注目されている。

生活習慣病は運動不足や食生活の欧米化によって引き起こす病気。

ファーストフードや日本人の食生活は現代では完全に欧米化しているといっても過言ではない。

昔の日本人は和食中心の食生活だった。

しかし昔の日本人に肥満児やメタボリックな人は少なかったハズ。

ですから、今の日本人の食生活が見直されつつある。

このときに考えることは生活習慣の改善が必要だ。

特に食生活を改善することで健康が維持されるということがある。

このように食生活の改善をするにあたって栄養バランスや指導、管理をする職業がある。

それが管理栄養士という仕事だ。

管理栄養士は栄養状態や食行動などを総合的、経済的に判断し指導、管理する立場にある。

管理栄養士と栄養士では全くの別。

管理栄養士は栄養士よりも立場上、ワンランク上の立場。

保健所や工場、学校の給食施設で栄養管理と指導が主な仕事となる。

管理栄養士は高度な知識と技術が必要とされるので一定数以上の食事を供給する施設では資格取得者を置くことが法律で義務づけられている。

管理栄養士の職務内容は栄養士の指導や栄養指導の立場から労務管理、経営管理など幅広い業務に従事しているのが現状だ。

管理栄養士の資格を取得するための受験資格を紹介しよう。
●管理栄養士の資格取得について
①年齢・性別
制限はなし。
ただし栄養士に関しては高校卒業以上の方が受験資格を得ることができる。
②受験資格
・業年限が2年である栄養士養成施設を卒業し、栄養士の免許を取得後、給良施設などにおいて2年以上栄養指導に従事した者。
・修業年限が3年の栄養士養成施設を卒業後、栄養士の免許を取得後、給食施設などにおいて1年以上栄養指導に従事した者。
・修業年限が4年である栄養士養成施設を卒業し、栄養士の免許を取得した者
・修業年限が4年の管理栄養士養成施設を卒業し、栄養士の免許を受けた者
③試験内容
・解剖生理学、病理学、生化学、食品学など全13科目。
（管理栄養士施設で学ぶ分野が中心）
④試験地
北海道、宮城、東京、愛知、大阪、岡山、福岡、沖縄
⑤試験開催時期
毎年、3月下旬
⑥受験費用
6600円
⑦問合わせ先
各都道府県衛生主管部栄養主管課または、厚生労働省健康局総務課生活習慣病対策室栄養指導係

管理栄養士は幅広い知識が必要とされる。

現在の管理栄養士の合格率は30％と難易度は高いが、公務員としての就職先も多いので女性には人気の職種だ。

今後の自分のためや結婚してからも続けることができる職種でもある管理栄養士はまだまだ人気が高まるだろう。