自己都合による退社と会社都合による解雇

退職・失業したときに一番心配なことは退職金や失業給付金。

自分から退社するのであれば経済的にも計画を立てることができる。

しかし会社が倒産など会社の都合で解雇ということは急に訪れるもの。

大手企業であれば会社が倒産した場合、TVで報道されることもある。

TVを点けたら自分の会社が倒産！なんてことになってしまっては大変！！

最近では大手証券・ゼネコン・有名百貨店・都市銀行など大企業の破綻はあり得る話。

会社が倒産し明日から職を失ってしまうとなれば一体どうしたらよいのだろう。

大企業の場合は退職金が支払わる。

大企業に勤めていた人はリッチな失業ライフを送っているなんてことも耳にする。

『会社都合による解雇』の場合は会社が雇用保険に加入していれば失業給付金の手続き終了後、1ヶ月ほどで受取ることができる。

中小企業の場合は会社によって雇用保険に加入していない会社もある。

そうすると倒産したから退職金は支払われず、失業給付金さえも受取ることができなくなってしまう。

中小企業に勤めていて会社が雇用保険に入っていないというだけでこんな仕打ちはあるだろうか。

会社のために自分の身を削った結果が、コレでは悲しすぎる。

こんな人のために救済方法があるのだ！

それは『中小企業退職金共済制度』というもの。

会社の掛け金と国の補助によって社員に退職金を支払うという制度。

また給料の延滞が続いて未払いになっている場合は労働福祉事業団による『未払い賃の立て替え払い制度』というものもある。

一生懸命働いてきた会社に退職金と失業給付金カットなんていう仕打ちをされることは納得がいかないのが正直な気持ちだろう。

あなたが今できることは自分で会社の経済状態を把握し、経営危機なのかどうかアンテナを張り巡らせておくこと。

そしてあなたの会社が雇用保険に加入しているかを確認しよう。

雇用保険に加入していないのであれば、すぐに労働基準監督署に連絡をし、手続きをしてもらうようにしするといいだろう。

労働基準監督署は各都道府県の開設されているので問い合わせてみるといいだろう。

会社の勝手な都合で解雇されて退職金・失業給付金も支払われないのは従業員の生活を完全に無視していることになる。

結局、事前に防ぐことと言えば自分で自分の身を守ることである。